グランピング初体験ならここがおススメ!関東屈指の人気を誇る農園リゾート「THE FARM」<後編>
週末や夏休みは、二か月前の予約受付開始とともにあっという間に埋まってしまう人気グランピング施設、農園リゾート「THE FARM(ザ ファーム)」。今春新しいコテージもオープンし、テントサイトも拡張されました。
前編では各テントサイトやコテージ、そして広い敷地内のカフェレストランなどの施設をご紹介しましたが、後編ではそんな農園リゾートでどんな時間が過ごせるのか見ていきたいと思います。
●前編はこちらをご覧くださいINDEX
- <アクセス>東京からなら車で約1時間ちょっと
- <施設1>林に囲まれた美しい芝生エリアにテントサイトが並ぶ
- <施設2>目の前に農園が広がるコテージも人気
- <施設3>カフェレストランに天然温泉、農園にジップスライダーも
<過ごし方1>広いウッドデッキで鳥や虫の音を聴きながらのんびり
せっかく日常を離れ自然の中に身を置くのだから、ゆったりのんびり過ごしたい。
「THE FARM(ザ ファーム)」はどのプランでも、かなりの広さのウッドデッキの上にテントが設置されていますので、そのプライベート空間でくつろぐことができます。
写真は斜面に作られたクリフスイートで、ウッドデッキの縁には長いカウンターテーブルが作られソファも置かれています。
手前にはハンモック、そして奥はBBQディナーを楽しむためのテーブルが。
テーブルエリアにはテント屋根が設置され、ぐるり四面の透明ビニールカーテンを広げれば、雨の日や少々肌寒い日でも快適に過ごせます。
梅雨時には事前にグランピング予約するのが躊躇されますが、この設備があれば安心ですね。
お子様連れならやはり、中央に人口の小川が流れるリバーサイドがおススメです。
深さは最大で30cmの浅い川なので小さなお子さんでも安心して水遊びさせることができますし、ある程度の年齢の子供たちなら、親はウッドデッキでお茶など楽しみながら子供たちを見守ることもできます。
こちらも広いウッドデッキ併設です。
初めて訪れて結構感動するのは夜のライトアップです。この日は平日だったため、宿泊者のいないテントもいくつかありましたが、それも含めすべてがライトアップされています。
周囲には一切灯りがないエリアなので、暗闇に浮かびあがる巨大な光るきのこのような幻想風景です。
クリフスイートのウッドデッキや、二階建てウッドデッキ付のヴィラであれば、目の前にはこんな風景が広がります。
地上からは至るところから虫の音が響き渡り、初夏にはこれに蛙たちの鳴き声が加わり大合唱。
大地自身が合奏をしているかのような空間となります。
そんな風景をつまみにいただくワイン。テレビもなければパソコンもなし。
暗闇の中に浮かび上がる暖かい灯りを眺めながら、ただただゆったり流れる時間が実に心地良く感じられます。
ちなみに手前のグラスに入っているのは、午後収穫したばかりのカブ。皮をむいてスライスしただけなのですが、甘さすら感じるみずみずしさ。
ハンモックも気持ちよさそうです。
<過ごし方2>農園リゾートならではの収穫体験
さて、ここ農園リゾート「THE FARM(ザ ファーム)」で忘れてはいけないこと。それはもちろん・・・
「収穫体験」ご存知のように千葉は日本有数の野菜の産地。利根川下流の肥沃な土壌と首都圏に隣接する立地も生かし、一年を通して多種の野菜を生産しています。
季節に応じて収穫できる野菜の種類は変わりますが、常時何種類もの野菜が実っており、宿泊者は皆、収穫体験に参加することができます。
これは茄子。
今回はニンジンとカブを収穫しました。スタッフの方が、見極め方や抜き方を教えてくれるので、軍手とビニール袋を受け取っていざ収穫です。
私は大きなのを狙ったところ、いきなり二股のニンジンを抜いちゃいました。
自然とこぼれる笑顔。子どもにとっても貴重な体験になるはずですし、収穫体験を通じて苦手だった野菜が食べられるようになることもあるのだとか。
カブも地表に顔をだしています。普段食べている野菜でも、どんな葉っぱなのか、どう生育しているのかは知らないなんてことも結構多いのではないでしょうか。
収穫した野菜は、夜のBBQで早速いただくことができます。流通経路も経ていない本当のもぎたて野菜の美味しさは格別です。
ニンジンやカブなど、ナイフでカットすればそのまま生でぼりぼりかじれるものだってあります。
<過ごし方3>火起こしからカヌーまでアクティビティいろいろ
収穫体験やジップスライダー以外にも様々なアクティビティが用意されています。
- 収穫体験
- ジップスライダー
- ブッシュクラフト
- カヌーツーリング
- ククサ作り
- ボタニカルキャンドル作り
- ミニ動物園
- その他ワークショップやイベント
詳細は公式サイトをご覧いただけたらと思いますが、他ではなかなかできないと人気なのが「ブッシュクラフト」。
THE FARMが提供する火遊び・野遊びです。ライターなど使わず、シンプルな装備だけで火おこしやナイフで木を削り道具を作るなど、自然の中にあるモノを活用しながら生活するという先人たちの生活の知恵を楽しみながら学び、自然や火をより身近に感じることができます。THE FARMのロケーションならではの魅力的な体験でオススメです。
火起こし体験(60分コース)が一人1,500円、直火体験(120分コース)なら2,500円。ナイフで薪割をし、ライターなど文明の利器を使わず火を起こす方法を学び、そして実際に体験することができます。
もうひとつおススメはカヌーツーリング。 これはTHE FARMから車で20分くらいの場所にある農業用水路として作られた川で開催されます。
本当にのどかな風景。 春には堤防が桜と菜の花の黄色に染まり、見事な風景が広がります。
見渡す限り緑いっぱいの中、カヌーは滑るように水上を進んでいきます。流れはさほどない場所なので、風さえなければ上りも下りもオールは軽く、あまり力がないという人でも楽しめます。
漕がずにぼーっと浮かんでいるだけでも気持ちいいものです。
安定感もあるので、こんな記念写真も。 ちなみに跳ねた水で少し濡れてしまいますので、念のため着替えを持っていったほうがいいかもしれません。シューズは貸してもらえます。
<ディナー>コテージで楽しめる本格コース料理~季節の鍋に丸鶏塩釜焼きも
今回はプレス向け内覧会ということで、夜のディナーの前に、どんなコース料理が選べるのかという展示が行されていました。詳細は公式サイトで見ていただくとして、ここでは写真だけご覧ください。
<朝食>新鮮濃厚野菜をたっぷりいただける朝食ビュッフェ
朝食はカフェレストラン「ザファーム・カフェ」でビュッフェスタイルとなっています。
ドリンクコーナー。部屋にテイクアウトできるようでしょうか、紙コップも用意されていました。
ここでの主役はなんといっても新鮮野菜。大きなお皿やボール状の器にたっぷり盛り付けていただきましょう。
ちょっと珍しい野菜もあります。
ソーセージは食べ応え抜群のサイズ。 そしてプリプリ感。
一本でも十分なボリュームですが、きっとお替りしたくなってしまうはず。
ドレッシングも多種用意されています。
そして天然酵母を使ったパン。野菜を練り込んだものになっています。
そのまま食べても美味しいのですが、野菜を挟んでいただいてもGOODとのこと。
屋内でもいいですが、晴れた日ならぜひテラス席で。テントサイトが見下ろせる場所です。
朝から新鮮野菜たっぷりいただき、美味しい空気に包まれて過ごせば、身体の芯からリフレッシュ。
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東京から車や高速バスですぐの場所に、これだけの自然豊かな場所があり、居心地よいグランピング施設があること、まだまだ知らない人も多いことでしょう。
予約も困難な人気施設にもかかわらず、料金はほぼ据え置きのままで他のグランピング施設と比べてもリーズナブルと言えるでしょう。
週末や夏休みなどの予約はかなり厳しいものがありますが、平日でしたら空きもありますし、10月以降も営業しています。金曜あるいは日曜からの宿泊ということで一日休みをとってしまっても十分満足できる場所かなと思います。
●THE FARM(ザファーム)公式サイト