マザー牧場の新グランピング施設「Green Base」(後編)ディナーにアルパカとの記念写真も
<ディナー>ボリュームたっぷりのBBQ

17時のバター作り体験から戻ると、保冷バッグ入りの食材一式とメニューが届きました。追加できる食材やお料理もいろいろあります。

生ビールはザ・プレミアム・モルツ香るエール。中ジョッキは700円、これは1.5Lのタワーサーバーで2,700円。さらに3Lもあり4,300円です。
他にハイボールや焼酎、富津の地酒なども飲めます。ボトルワインも3,000円のリーズナブルなものからドンペリまで揃っています。

早速BBQに着火!中央に大きな練炭、周囲に小さなサイズの練炭が並べられ、その隙間に白い着火剤が既にセットされていました。
なのでチャッカマンで着火剤に火を付ければ、後は自然と練炭に火が回っていく仕組み。何も苦労せず始められるのはうれしいところです。

食材を並べてみました。2人分の食材でこんな感じです。
・牛リブステーキ(360g)
・マザー牧場手造りソーセージ(200g)
・7種の焼野菜(トウモロコシ・レンコン・エリンギ・じゃがいも・アスパラ・ナス・パプリカ)
・新鮮野菜のジャーサラダ
・特製ミルクスープ(マザー牧場牛乳使用)
・バケット
・スモア
あとカップに入ったクリーム状のチーズと、BBQソース、塩コショウがついてきました。

まずは乾杯!
今年最初の記念すべきアウトドアディナーです。断酒中で、お酒を飲むのは二ヵ月ぶりだったこともあり、プレモルが美味しかったのなんのって。

最初ちょっと、「量少な目かな、追加で何か頼もうかな」と思ったのですが、それは大きな勘違い。

牛リブステーキとソーセージ、あわせて1人280gは女性には結構な量です。食べきれず、食後に部屋に持ち込んでおつまみにしたほど。

練炭でのBBQは火の調整なども一切不要で、お肉も野菜も焼き過ぎて焦がしてしまうこともなく、どれも美味しく食べることができました。

山の稜線に陽が沈むと、周囲はあっという間に真っ暗に。
テントサイト間はかなり距離があり、ダイニングテーブルからも見える位置には他のテントがないので、プライベートな別荘でのんびり過ごしているような気分になれます。
確かにここは、静かに過ごせる隠れ家的なグランピング施設です。

マザー牧場特製の手作りソーセージも美味しかった~!マザー牧場のショップでも買うことができます(いろいろ種類がある)。

そして保温ポットに入っていた濃厚なミルクスープは、マザー牧場の牛乳を使用したものだそうで美味。〆にいただくと身体も温まります。

BBQディナーを終えた後、Base棟の焚き火で少しくつろぎ、部屋に戻ってきてここからはシャンパンタイム。
ドームテントのよさは、テント内が広くて視界も開けているので、寒い時や暑い時には、デッキだけでなくテント内でも快適に過ごせることでしょう。
もちろんコットンテントも十分広くてくつろげるのですが、ドームテントの開放感ははるかに上です。おそらく強風の日でも、ドームテントのほうがはためきがないので、より静かに過ごせる気がします。

ディナー時に食べきれなかった食材を、もともと野菜が入っていた紙の容器に入れて部屋に持込み、二次会のおやつに。
<朝食>シャキシャキレタスが最高に美味しいサンドイッチ

朝食は、Base棟からとってくる方式。取っ手付きの大きなバスケットがかわいい。あと選べるドレッシングを追加します。

天気が良ければ、芝生の上での朝食もおススメということで、レジャーシートも用意されていました。3月上旬はまだちょっと肌寒く、スギ花粉も心配なので、テント内でいただくことに。

・サンドイッチ(マザー牧場手造りボローニャソーセージ・クリーミーたまごサンド)
・サラダ
・旬のカットフルーツ
・スープ
・マザー牧場牛乳
このサンドイッチが美味しかった!!!シャキシャキのレタスのみずみずしさたるや。パンもふわふわなので作りたてだと思います。ミネストローネスープも絶品でした。
<アルパカ>ミニ牧場の子アルパカが朝テントにやってくる

朝、私たちが何より楽しみにしていたのがこの子。アルパカ・ジュリエットちゃんのお散歩アクティビティです。8時15分過ぎから、スタッフと一緒に敷地内をぐるりまわって、各テントを訪問してくれます。
スタッフの方の話によると、前日、ふわふわの毛が芝生だらけになっていいたのは、ころころ転がったり砂浴びなどもするからだそうです。まだきっと遊びたい盛りなのかもしれません。
ブラッシングしてもらったのか、朝はきれいな毛並みになっていました。
自撮りツーショット撮影を撮ろうとしたのですが、なかなかジュリエットちゃんがスマホをむいてくれず。スタッフの方に記念撮影をお願いしたら流石です。ジュリエットちゃん、足までポージングしてくれました。

私達ふたりのうれしくてたまらない顔、わかりますでしょうか。アルパカがこんなにも魅力的な動物だったとは知りませんでした。

後ろ姿もかわいい。
またジュリエットちゃんに会いに来たい。
もう少しすると、仲間が増えるようです。
<楽しみいろいろ>九十九谷展望公園にマザー牧場での乳しぼり

私がもうひとつこの朝楽しみにしていたことがあります。それは早朝の九十九谷展望公園です。
ここ数年、「千葉でも雲海が見れるところがある」とSNSで写真が話題になる九十九谷展望公園。もちろん標高300メートル台なので雲海ではないのですが、連なる山々と朝もやが重なると、まるですごく標高の高い山岳地帯の雲海風景のように見えるんです。

Green Baseからその九十九谷公園までは400メートル弱と近く、専用の散策ルートが用意されていました。運が良ければ雲海が見れるはず!
・・・なんですが、この日は残念ながら雲海(もどき)は発生しておらず。
実はマザー牧場がライブカメラを仕込んでいて、事前にそれで確認できるようになっているのです。でもせっかくなので散歩兼ねていくことにしました。

鹿野山九十九谷は、昭和63年に「房総の魅力500選」に選ばれたとのこと。500はいくらなんでも多すぎだろうとツッコミをいれてしまいましいたが、実際ここからの風景は、雲海なしでも見事です。
最高地点が日本一低い千葉にいることを忘れてしまうほど。

桜も咲いていました。

雲海はまたの機会に!

10時少し前にGreen Baseをチェックアウトして、マザー牧場へ。Green Baseに泊まると、マザー牧場の入場パスポートがついてくるのです。
数日前に、テレビのニュース番組でマザー牧場の春の訪れとして、菜の花畑と子羊たちの誕生ラッシュが紹介されたそうで、駐車場は車でびっしり。家族連れで賑わっていました。

ちなみにこちらには、2021年にオープンしたグランピング施設「The Farm」があります。斜面の一番高い場所に並んでおり、見晴らしという点ではThe Farmのほうが上でしょう。こちらはドームテントではなくコットンテントがほとんどです。

マザー牧場で人気の体験プログラム「乳しぼり」は、10時の回にGreen Base宿泊者のための専用レーンが設けられ、優先的に乳しぼり体験ができます。
指で上からキューっと絞ると、真っ白いお乳が細い線でぴゅーっと飛び出してくる。なかなか面白い体験です。

アグロドームの屋内ステージで「牧羊犬とまきばの仲間たち」「シープショー」の2つを見ました。羊こんなに種類いたとは。毛刈りも生で見たのは初めて。迫力でした。

そして春シーズンならではなのが、生まれたての子羊たちを見れること。数日前に生まれたばかりで、ぴったり母羊にくっついた赤ちゃんもいました。
かわいかった~!!!

斜面にびっしり咲く菜の花も見事。季節によってネモフィラやペチュニアなども見ることができます。

羊の大行進。
マザー牧場の敷地はかなり広く、歩いてぐるっと回るとかなりの距離になります。ショーやこうしたイベントは時間も決まっているので、事前に何をどんな順序で見てまわるかざっくり決めておくと、見落としがなく済むと思います。

たっぷり歩いた後は、マザー牧場名物のジンギスカン。さっきまでさんざん「羊さんかわいい~!」「牛と記念撮影したい!」とか騒いでいたのに、羊肉・牛肉をおいしいおいしいといただくのもどうかとは思いますが、まあ。

最後はお土産ショップで、1000円のくじを引いてアルパカぬいぐるみをゲット。これを見るたびに、ジュリエットちゃんを思い出すと思います。

Green Baseの営業開始は2023年3月7日。
既に週末やGWはかなり埋まってしまっていますが、平日ならまだ空きがあります。テントの中は本当に暖かいですし、ディナーの屋外ダイニングも、ビニールカーテンを閉じれば、暖房器具とBBQグリルで寒さは気になりません(もちろん暖かい服装は必要ですが)
ゴルフとセットで利用するのもありかなと思います。
ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。