マザー牧場の新グランピング施設「Green Base」(前編)巨大ドームテント初体験!

2021年にグランピング施設「The Farm」をオープンしたマザー牧場。見晴らし抜群でアクティビティも充実した施設は、週末や連休中心に一瞬で予約が埋まってしまう人気の施設となりました。
そして2023年3月7日、すぐ近くの鹿野山ゴルフ倶楽部の一角に、新たなグランピングエリアが誕生することに。
その名も「Green Base」。プレオープンで3月4日~5日に試泊させていただいたので、テントやアクティビティの内容などご紹介します。
<アクセス>東京・横浜から車で1時間ちょっとの山の上

マザー牧場グランピング「Green Base」は、マザー牧場からもすぐで同じ会社が経営する「鹿野山ゴルフ倶楽部」の一角。鹿野山は千葉県で2番目に高い山で、その頂上近くにマザー牧場やこのゴルフ場が拡がっています。
君津PAスマートICから約10分で、東京や横浜からなら東京アクアラインを越えて1時間ちょっと。また東京湾フェリーの金谷港からも車で40分ほどです。
3月初旬なのでまだ冬のちょっと寒々しい景色ではありますが、あと1か月もすれば芝生も伸び始め、その名の通り緑に包まれることでしょう。

まずはBase棟でチェックイン。
バター作り体験など宿泊者アクティビティの会場にもなる広いラウンジです。宿泊者は珈琲やジュースを自由に飲むことができ、バーカウンターもあります。

ノンアルコールのサングリアをいただきながら、チェックイン説明。

マザー牧場内のグランピング施設「The Farm」とほぼ同じアクティビティがこちらでも体験できます。

敷地内にはミニ牧場やパターゴルフを楽しめる場所もあるので、早めに到着いてのんびりすることをおススメします(チェックイン時間はテントにより異なる)。
私たちは15時ちょっと過ぎに到着したのですが、ドームテントで珈琲タイムした後、ミニ牧場でアルパカと記念撮影したりシャワー浴びたりしていたら、あっという間に17時になってしまいました。
<テント>巨大ドームテントに広々ウッドデッキ

今回宿泊したのが「パノラマBASE」。
実はドームテントに泊まるのは初めてだったのですが・・・

あまりの広さにびっくり!
天井も高く、もはや「テント」感はなくホテルの豪華なお部屋という感じです。

ソファに座れば目の前に広がるゴルフ場。
といっても15時半過ぎはもうコースを回っている人はほとんどいないようで、静かなもの。

「3月とはいえ、テントはまだ寒いでしょ」
という質問をSNSで受けましたが、とんでもない。
暖房がしっかりきいているテント内はむしろ熱く、同行した友人は入ってすぐ、半袖Tシャツになってしまったほどです。
その秘密は、テントの内側にびっしり重ね張りされているこの内壁の布。

裏面がアルミシートになった厚地マットが、面テープでしっかり張りあわされ、抜群の断熱性能。もちろん正面は透明ビニールなのでそこからは多少冷気も入ってきますが、部屋全体はぽっかぽかです。

ドームテントは定員5名でかなり大きめのセミダブルベッドが2台入っており、ベッドで足りない場合はマット&寝袋になります。

電気毛布や・・・

Bluetoothでスマホと接続して音楽を流せるスピーカーもあります。

まずは珈琲を入れてのんびりまったり。

私たちが泊ったパノラマBASE「P2」は、目の前がゴルフコースの始点。
到着した日は全くゴルファーの姿はありませんでしたが(ゴルフやっている友人によるとその時間にスタートすることは普通ないそう)、翌日は7時頃からカートが続々やってきて、何組もが次々スタートしていきました。
距離もあるのでうるさいということは全くなく、準備運動したりスイング練習しながら楽しげに出発していく人達の姿を見ているとこちらまでワクワクしてきます。
ゴルフ好きの友人は、フェアウェイへのカート乗り入れも可能なゴルフ場に興味津々で、次はここにゴルフしに来ると言っていました。

「Green Base」は他にも多彩なタイプのテントがあります。
全部で21サイトあるうち、このドームテントが14サイト、コットンテントが4サイト、そしてコテージが3棟です。

ドームテントの大きさは一緒で、定員は2~5名(セミダブルベッド2台)。斜面に作られているためどのテントからも見晴らし抜群です。
ウッドデッキも広く、ビニールカーテンで囲えるダイニングテーブル&BBQグリルやハンモックがついています。

ペット可のドッグフレンドリーが3サイト。
それぞれドッグランがついています。
ちなみに翌日訪れたマザー牧場内でも、愛犬連れの人たちをたくさん見かけました。菜の花畑を背景にかわいいワンちゃんたちの写真を撮影している人たちも。

家族で訪れるなら、子供用の小さなボルダリングや滑り台がついた「アスレチックベース」もよさそう。
他にウッドデッキが2階建てで、上層ウッドデッキにソファなど置かれた贅沢な「ヴィラベース」も。もう少し暖かくなれば、ワインなど飲んで、ソファで星空見上げてステキな時間を過ごすことができそう。

「グランデッキ」「フォレストデッキ」はコットンテント。
テント感・アウトドア感をより味わえるのはこちらでしょう。どちらも4名定員で、2名利用時の価格はドームテントよりリーズナブルな33,000円から。
マザー牧場「The Farm」や香取の「The Farm」もそうですが、立地や施設・アクティビティ内容を考えると料金はかなり良心的なものになっているように思います。それも週末やGWが一瞬で埋まってしまう人気の理由なのでしょう。

3棟限定の「グリーンコテージ」はウッドデッキにテントサウナ併設です。滞在中たっぷりサウナ三昧したい人ならこちらですね。
<施設>北欧バレルサウナにパターゴルフ場、ミニ牧場も

こちらはフィンランド製のバレルサウナ。
1日3組限定で1組5,000円。

定員は4名とのことですが、実際にはもっと入れる広さがあります。
電気式なので高温サウナにはなりませんが、サウナストーンに水をかけてロウリュを楽しむこともできます。

外のウッドデッキにはサマーベッドや水風呂も。
今流行の「整う」ができますね。

その隣にはミニ牧場。
ヤギが歩ける一本橋が作られていました。

芝生をはむヤギさんたち。

めちゃかわいいのが、生まれてまだ3か月半の子アルパカ。
名前はジュリエットで、とっても人懐こく、すぐ近付いてきてくれます。モコモコの毛はなでているだけで気持ちがいいし、つぶらな瞳の美しさに目が釘付けになっちゃいます。
後日もう一匹仲間がやってくるそうです。

こちらはシャワー・トイレ棟。
テント宿泊者はここを利用します。

中にはシャワールームがずらり。
なぜこんなにあるかというと、テントの数だけシャワールームがあり、1組ごとに1つのシャワールームが割当てられているからなんです。
チェックイン時に渡されたカギを使って入り、自分達だけで占有できます。
混みあう時間帯に待つ必要もなければ、他のグループの人が使った後で散らかっていてイライラさせられることもありません。

そして洗面台もシャワーも、ホテルで採用されているこだわりの高級なものを使っているそう。オーガンジー素材の巾着袋に入ったアメニティもお洒落です。

Base棟にはカウンターバーがあり、国産高級ウイスキーのボトルがずらり。

カウンターに置かれていたメニューがこちら。夕食時には、コースに含まれている食材の他、ご飯やパスタ、チーズにアヒージョなども追加できます。

マザー牧場で人気のカップアイスも。
これらのお値段も、グランピング施設としてはかなり良心的です。
<アクティビティ>バター作りに焚き火など

夕方17時からBase棟で開催されるアクティビティ「バター作り体験」に参加しました。

小さなプラスチック容器に入った生クリーム。
動物性のもので、乳脂肪分が高いものだそう。

作り方は簡単。これを振り続けるだけ。
そうすると、次第に固まってきてボトルの周囲に貼りつき、さらに続けるとある時突然、ぱしゃぱしゃという水の音が聞こえてきます。分離する瞬間なのだそう。

これが完成形。
夜のBBQでバケットにつけて早速いただきましたが、美味しかった~!
バターってこんな簡単に作れちゃうのですね。知らなかった。

周辺には集落もなく、日中もとにかく静かな場所なのですが、夜はさらに静寂の世界。時折鳥の鳴く声が聞こえるだけです。まさに隠れ家リゾート。
星空がきれいに見えるよう、敷地内の照明はあえて少なくしているのだとか。
この日は雲もでていましたが、その合間から星がきれいに見えました。

Base棟前の広い芝生エリアの真ん中に焚き火スペースが作られています。

焚き火はやっぱりいい。
見ているだけで癒されます。

大きなマシュマロにチョコ、クラッカーが用意されているので、スモアしていただきます。