スノーピーク「住箱」に天然温泉!~「ゆとりろグランピングガーデン熱海伊豆山」宿泊体験レポート

今シーズン、新たに注目を集めている冬のアクティビティと言えば「冬キャンプ」に「冬グランピング」。冬キャンは流石にちょっと・・・という人でも、グランピングだったら手軽に、そして快適かつ贅沢に楽しめちゃいます。

寒さがちょっと心配という人なら、ホテル客室と変わらぬ環境で過ごせるキャビン式のところを選ぶといいかもしれません。

今回取材宿泊した「ゆとりろグランピングガーデン熱海伊豆山」は、建築家・隈研吾氏がデザインしたスノーピークのモバイルハウス「住箱 JYUBAKO」を体験できる天然温泉付きのグランピング施設です。

●詳細情報はこちらをご覧ください

熱海・伊豆山の高台から海を臨む立地

「ゆとりろ熱海」は、熱海市内中心部から車で15分程、伊豆山山頂近くに建つ温泉リゾートホテルです。海が目の前に広がる高台で、周辺には企業の保養所もたくさん。もちろんゆとりろ熱海からの見晴らしも抜群です。

最寄り駅はJR熱海駅なので、都心からも比較的行きやすい場所ですね。東海道新幹線なら、東京駅から熱海駅まで約4~50分。JR東海道線でも約1時間50分。JR熱海駅からはホテル無料送迎があり、駅から15分程で到着します(14時半以降/事前予約制)。

車なら東名高速を厚木I.Cで下りた後、小田原厚木道路・真鶴道路を経て湯河原町から約15分。小田原や箱根、御殿場にも比較的すぐ行けますので、翌日ドライブしながら帰れば美しい富士山の展望も楽しめます。

グランピングガーデンは飲み物の持込OKとなっていますので、食後に飲みたいお酒などあれば少し買い込んでいってもいいかもしれません。ゆとりろ熱海周辺にはスーパー・コンビニ等はありませんので。

  

なおビール・ジュース類の自動販売機は本館館内にあり、フリードリンクとしてビールやジュースなどが用意されていました。

話題のモバイルハウス、スノーピーク「住箱」を体験!

まずは施設をご案内!
チェックインなどは本館にて行います。グランピングガーデンの敷地説明や本館施設についての説明を受け、夕食や朝食の時間なども決めます。

フロントの全面ガラスの窓沿いに作られたカウンターテーブルの下にはなんと足湯!
ここでコーヒーやハーブティー、ビールなど飲みながら窓の外の風景をのんびり楽しむこともできるそう。目の前には初島も浮かぶ熱海の穏やかな海が広がっています。

スタッフの先導でグランピングガーデンエリアへ。
敷地内は予想していたよりずっと広く、グランピングエリアは本館から少し斜面を下った場所に作られています。フロントのひとつ下の階まで降り、そこから木々の間の風情ある専用通路を通って下りてゆきます。ここ、夜はライトアップもされて綺麗でしたよ!

見えてきました、住箱が!!!

この日は残念ながら夕方から雨が降り始めてしまい、昼間は見えていた海は霞の向こうになってしまいましたが、これはこれで幻想的な風景です。

天気がよければ、目の前は遮るものもない真っ青な空と海と水平線だけのはず。

さて今話題の住箱。
スノーピークが2017年4月にリリースしたモバイルハウスで、設計は世界的建築家として知られる隈研吾氏。

●スノーピーク公式サイト「住箱」

日本人の住まいに、移動を取り戻したい。
デザインで意識したのは、外の風景を主役にするということ。箱そのものがデコラティブにならないよう気をつけました。中に入って窓を開けると、高さを変えた大きな窓が、外の風景を額縁に入れたように見せてくれます。移動するたびに、その額縁の中身が変わる。これは日本の茶室の発想ともつながります。小さな空間の中にある窓が、外にある様々なものを額縁のように切り取る。

そう、これは単なるコテージではなく、木製のトレーラーハウス。住箱の下部を覗き込むとタイヤがしっかりついています。
現在はこうしたグランピング施設や、カフェ・店舗など業務用に使われていることが多いようですが、庭の一角に離れとして設置したり、それこそ本来のコンセプトのように「移動しながら」自然とも関わって軽やかに暮らしてゆくライフスタイルの実現にも利用できそう。

広いウッドデッキにはタープが取り付けられ、下にはカセットガスコンロ・炭火焼きの網をはめ込んだテーブルとチェア、焚火台が置かれています。さらにハンモックも。ちなみにこのカセットガスコンロは、テーブルから取り外して四つ足を立てれば、テーブルの上で使うこともできます。アウトドアアイテム好きな人なら、スノーピーク製品をいろいろ体験できる機会でもあります。

右側にある階段を上って部屋に入ってみましょう。

部屋は約2.4m×6mで、奥に長い作りになっています。
三か所の窓のブラインドを開けると・・・

こんな感じ。
大きな窓の下には、窓と同じ大きさの木のテーブルが外に張り出しています。これは移動時や使っていない時にはばたんと持ち上げて閉めることができるようになっているようで、奥の窓も同じ作り。

「高さを変えた大きな窓が、外の風景を額縁に入れたよう」という隈研吾氏の言葉がよぎります。

ちなみに手前の大きな窓は、ガラスをスライドして完全に開け放つことも可能。すると住箱の中と外とがシームレスにつながり、アウトドア感も倍増。・・・まあせっかく暖房でぽかぽかに温められた空間になっていたので、すぐ締めちゃいましたが。住箱開放は、冬以外の季節に楽しみたいところですね。

一番奥には大きなベッド。
他にもコンパクトな部屋ながら、いろいろなアイテムが備え付けられていました。

・綿入りロングコート
・ひざかけ
・ランタン
・吊り下げ式ランプ(スノーピーク「ほおずき」)
・クロックスのサンダル
・タオル&バスタオル
・部屋着(上下セパレート)
・アメニティ
・延長コード
・殺虫剤
・珈琲セット(カップ・ドリッパー・珈琲豆)

タオルや部屋着、アメニティなどは手提げ付のバッグに入っているので、本館の温泉に行く時にはそのまま持っていけばOK。

一方、「何もない空間を楽しむ」というコンセプトから、テレビなどはありません。どんな時間の過ごし方をしてみたいか、事前に少し計画を立てておいてもいいかもしれませんね。なかなか読めずにいた本を持参したり、カードゲームなどをして過ごすのも楽しいと思います。

チェックインしたらまずはコーヒーブレイク

住箱に入って最初に注意を引き付けられるのはきっと、小さなテーブルの上に置かれた珈琲セットでしょう。豆にコーヒーミル、ドリッパーはスノーピークの折り畳み式のもので、よく見ると焚火台にも似た形をしています。カップももちろん人気のスノーピーク製。

コートを脱いで荷物を置いたら、まずは豆を挽いてコーヒータイム。お湯はウッドデッキに設置されたテーブルのコンロで沸かすことができます。

ガリガリと豆が砕かれる音とともに広がる珈琲の香り。
ドリッパーは、一般的なものより穴が大きめに作られていますので、しっかり蒸らす時間をとってゆっくり丁寧に淹れたほうがほうがよさそうです。

今回寒い中バイクを走らせてやってきて身体も冷え切っていたのですが、珈琲一杯いただいたら何やら気持ちもくつろぎモードにスイッチしたようです。

温泉でリラックス♪~露天風呂も広々

「せっかくだから明るいうちに露天風呂に入ろう」

ということで、日没前に本館にある大浴場へ。
グランピングガーデンからの連絡通路があるフロアからひとつ下に降り、ちょっと長い通路を歩いていくと突き当りにあります。

大浴場は広く、内湯にはジャグジー風呂も(注:温泉の写真2枚は施設から提供していただいた公式サイトの写真です)。

●ゆとりろ熱海公式サイト「温泉」

源頼朝と北条政子との縁も深い伊豆山温泉は歴史深いながらも今も湯量豊富な温泉。弱アルカリ性の『硫酸塩泉』には美肌効果があり、不要な角質をとり“ツルツル肌”をつくる効果や、毛穴の汚れをとったりメラニンを分解したりすることによる“美肌効果”が認められています。

冬はやっぱり温泉が一番。

天然温泉も敷地内で一緒に楽しめるグランピングで施設はそれほど多くはありませんので、ここは貴重な場所です。

大きな石で囲われた露天風呂も広々。
入り口に笠がいくつも用意されていて、雨の日や日差しが強い時には利用できるようになっています。

ぐるり緑に囲まれ、女性風呂も目隠しなど全くなく見上げれば大空。
山の上ならではの開放感たっぷり自然満喫の露天風呂です。

風呂上りには是非、通路脇にある長い長い「足つぼコース」に挑戦してみてください。
途中からかなり厳しい尖りようになるのでしっかり覚悟の上。ちなみに案内してくれたスタッフの方は「まだ自分は完歩できていません」とのことでした。

食べ応え満点!焚火眺めながら豪華BBQディナー

再び本館をでてグランピングガーデンに戻ってくると、既に住箱前のウッドデッキではスタッフの方がディナー準備中。

気温10度以下の屋外で食事なんて大丈夫なんだろうか。
冬グランピングは今回が初体験だったため、そんな心配もありましたが結論から言うと

全くの杞憂。

保温アンダーウェアを着込み、重ね着した上にダウンコートも羽織ったら寒さは気にならず。住箱内にはロングコートも用意されていたので、冷えが心配の方はもちろん、コートへのBBQ匂い移りが心配な方もお借りしたほうがいいでしょう。風が強い日には焚火の火の粉も舞いますので。

本日のディナーはBBQ。

食材が豪華!!!

手前は木の器に盛られたシーザーサラダ。

そしてBBQの食材がこちら。
すべてカット&下ごしらえ済なので、あとは好きなものから焼いていただくだけです。チキンの骨付きモモ肉もあったので、焦がさずに焼けるようスタッフの方にお願いしてアルミホイルを持ってきてもらいました。

お料理はこれだけじゃありません。
さらにもうひとつの目玉。

網の上に置かれたずっしり重厚なダッチオーブン。

実はこれ、中が二重構造になっていて、下に魚介ブイヤベースが、上にはアルミホイルに包まれたピザが入っているんです。ピザは駿河湾産しらすピザで、たっぷりのしらすの他、えのきや玉ねぎ、ピーマンなど。既に焼きあがっているので、ダッチオーブンで温めてチーズが溶けたらすぐに食べられるとのこと。

「ブイヤベースはスープは残して食べてくださいね」

とスタッフの方。
というのも、ご飯と卵、パルメザンチーズを用意してあるので、最後にそれでリゾットを作って〆にするようとのこと。

食器類もすべてスノーピーク製。
高品質だけどお値段もちょっとお高め、憧れつつなかなか自分では揃えられずにいるものなので、今回スノーピーク製品三昧でテンションもあがります。

チキンや根菜類などを網に並べたらまずはビールで乾杯。
フリードリンクとしてクーラーボックスの中に入っていたビールです。

飲料は持込OKなので、ワインや焼酎など他に飲みたいものがあれば外から買ってくるといいでしょう。火にかけられるケトルも用意されているので、ホットワインなどにして飲むのもあり。

食べ始めていると、スタッフの方が焚火台に薪を運び込み着火してくれました。

炭火と焚火で、周囲の温度もあがります。
なにより、火がそこにあるというだけでワクワク盛り上がります♪

BBQやキャンプファイヤーというと「夏のレジャー」イメージも強いですが、今回体験してみて思いました。空気も凛と冷え込んだ冬の屋外で炭火焼きのアツアツお肉をほおばり、焚火に薪をくべて暖をとるというアウトドアレジャーには、夏には体験できない魅力があるなと。

ピザも温まりました。ほどよい塩分で美味!!!

それ以上に気に入ってしまったのがブイヤベース。身体も温まります。

BBQ食材にも舌鼓。
脂したたりおちそうなウインナーに、肉厚のしいたけなどなど。

ワイワイ自分たちで焼きながら食べるのは楽しいもの。何がうれしいって、キャンプのように準備する必要一切なく、アウトドアディナーが満喫できること。しかも凝ったダッチオーブン料理まで用意されていて、BBQ食材もハイクオリティ。しかも食べながら後片付けのことを考える必要もないのですから。

最後の〆のリゾットはスープをたっぷり吸いこんで、
今写真を見てもまた食べたくなるお味でした。

そうしてこれ以上何も入らないほど満腹になったところにスタッフが登場。

「本当は雨が降っていなければ、あの焚火で焼き芋を作ってもらう予定だったのですが」

残念ながら実はこの日、チェックイン後に雨が降り始めてしまい、焚火を囲んでのまったりタイムは実現せず。その代わりに急きょ、もともと予定にはなかった「ブリュレ」を用意してくれました。

目の前でブリュレの上にザラメを乗せ、バーナーの勢いある火で炙るパフォーマンス付き。

天気に関係なく楽しんでもらえたらというホスピタリティを感じます。

焚火ではなくテーブルの上の炭火でスモアと焼き芋も。

ここ数年のキャンプブームの中でBBQには欠かせない定番のアウトドアスイーツとなった「スモア」こと焼きマシュマロは、串で刺したマシュマロをこんがり程よく焼き、クラッカーで挟んでいただくもの。とろり溶けた甘いマシュマロとサクサク食感の素朴な味わいのクラッカーの相性は抜群です。

本館で卓球&ビリヤード&ジェンガ三昧

結局、テラスで過ごした食事タイムは2時間以上。
寒かったら早めに室内に戻ろうと話していたのに、時間も忘れて盛り上がってしまいました。

住箱でちょっと一休みした後は、腹ごなしに本館へ。

フロントの奥の「アミューズメントコーナー」と書かれた部屋には卓球台とビリヤード台、さらに輪投げや積み木崩しゲーム「ジェンガ」なども用意されているのです。

「いったい何年振りかしら」

なんて言いながら、卓球にビリヤードと燃える2人。

ジェンガにも大興奮。

そしてもう一度、今度は夜の露天風呂にしっかり浸かって身体を芯から温めて住箱へ。

その後は住箱で、寝るまでまったりトークタイム。

ホテルや旅館とは全く違う環境と空間。
初めて経験する冬のアウトドア。非日常感だらけの新鮮な一日は感性も刺激してくれるようで、話もいろいろ広がっていきます。

とくに盛り上がったのが、「住箱」トピックス。
もしこんなスペースがあったら何に使うか。どんな場所に設置したいか。
趣味スペースとしても使えるモバイルハウスは、なかなか夢広がる話になるものです。

朝食は和テイストのお弁当

朝食はお弁当スタイル。
まだ雨が降り続いていたので、部屋の中でいただくことにしました。

外のコンロでお味噌汁を温めなおしてくれるスタッフ。
本当に何から何までありがとうございます・・・。

ディナーとは打って変わり、朝食は和食。
メニューは季節によって変わるようです。

正方形の器にきれいに並べられたお料理の数々。
そしてご飯は土鍋で炊いたもの。ふっくら美味しく炊けていて底には程よいおこげも♪

暖かいお味噌汁とご飯をスノーピークの食器によそっていただきます。

晴れていたらもちろん外のテーブルで海を見下ろしながら食べたいところですが、大きなガラス窓越しに冬景色を眺めながらいただくのも趣あります。

チェックアウトは11時。
それまで部屋で再び珈琲豆を挽いて淹れて飲んでいてもいいですし、本館の足湯カフェに浸かって窓ガラス越しに景色を楽しむなんてのも。もちろん温泉も入れます。

ゆとりろ熱海でのグランピング宿泊体験は以上。
滞在中は、ずっと雨に降られてしまったのですが、それでも十分に楽しめました。

温泉はじめ本館の充実した施設が利用できるので、時間が足りなく感じられるほど、いろいろな過ごし方ができます。そして心地良い時間を実現してくれる住箱は一度体験してみる価値あり。笑顔溢れるスタッフの飾らないホスピタリティにも感動します。

11月にオープンしたばかりの「ゆとりろグランピングガーデン熱海伊豆山」。
興味ある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

●ゆとりろ熱海公式サイト

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