冷暖房・床暖房付きの快適コテージでカット済食材のBBQディナーを楽しむ!「PICA秩父」
埼玉県秩父市にある巨大キャンプ場「PICA秩父」に宿泊した管理人による訪問レポートです。
INDEX
<アクセス>秩父ミューズパーク内で西武秩父駅からバス約20分
PICA秩父は、秩父市街地の西の丘陵地約375ヘクタールという広大な土地の公園「秩父ミューズパーク」内の一角にあるキャンプ場です。
車で来る人が大半かと思いますが、西武秩父駅から路線バスもあり20分程なので、公共交通機関で来ることも可能です(アクセス情報)。
駐車場からすぐの場所にセンターコテージがあるので、まずはそこでチェックインです。運び込む荷物が多い場合は台車を借りて運びますが、PICA秩父内がかなり広く、坂道も結構あるので注意が必要です。
センターコテージ内には売店があり、お土産はもちろん、コテージ内での遊び道具やカップ麺なども販売されています。ちなみに徒歩圏内にはお店はなく、飲料などを買う場合は、車で秩父市街地まで戻る必要があります。最も近いコンビニは県道209号線沿いのセブンイレブンで約3.4キロ、車で8分程の場所になります。スーパーはベルク影森店などがあります。
ちなみにアルコールが足りなくなったら、この売店内で缶ビールやチューハイを購入することもできます。瓶の秩父麦酒も販売されていました。
<施設>広い敷地に全98棟のコテージが建ち並ぶ巨大施設
センターコテージを出たところに掲げられていた敷地内の案内図です。コテージ数は98棟。もっとも遠いところはそれなりの距離もあり、中央近くの十字路になっているあたりが少々小高くなっていますので、台車で重い荷物を運ぶ時には少々苦労するかもしれません。
最も多いのが「コテージスタンダード」。
愛犬と一緒に利用できる「土岐^コテージ」も5棟あります。この地図はチェックイン時にプリントしたものを渡されますが、暗くなると自分のコテージに帰ってくるのに迷う可能性もあるので、明るいうちにしっかり分岐点をチェックしておきましょう。
敷地内は森の中で、かなり高い木がうっそうと生い茂っており全体的に木陰になっています。コテージの入り口前がウッドデッキでBBQなど楽しむための屋外テーブルなどが置かれていますが、他の宿泊者の目も気にならない配置になっています。
敷地内には高低差もあり、夜になると丸い照明がつき幻想的に。それほど明るい場所ではないので、日没後はなるべくコテージ外に出掛けたりせず、荷物の運び込みなども早めにしておいたほうがいいと思います。
コテージは、入り口部分が広めの屋根あり屋外スペースになっており、テーブルが置かれ、BBQなどもそこで行います。
構成はコテージによって大きく変わり、「アウトドア・オーベルジュコテージ」はかなり広めの屋根ありテラススペースにシンクやガスグリル、ファイヤーピット、ハンモックなども置かれていました。
この時は10名以上の大人数での利用だったため、「アウトドア・オーベルジュコテージ」1棟と「コテージスタンダード」2棟を利用し、広い屋根ありテラススペースでBBQなどを行いました。
<コテージ>冷暖房、床暖房、トイレ&シャワー&洗面台も完備
これはコテージスタンダードの屋内です。部屋の両側に長いソファが取り付けられていますが、このソファ、出窓の下部分に押し込んだ状態になっており、引き出すと4人分のベッドになります。もちろん寝る前は室内でソファとして利用できます。約20畳で定員は6名。5名以上になる場合はエクストラマットを利用します。
冷暖房・床暖房完備で、私たちが利用したのは4月でしたが、到着した際には既に床暖房がついておりとても暖かく快適な室内でした。
部屋の奥には洗面台があり、その両脇にシャワールームとトイレも。家電製品としては冷蔵庫とテレビ、電気ポットなどが備え付けられています。またバスタオル・フェイスタオル・歯ブラシセット・リンスインシャンプーなどはあるので、あと持参が必要なのは寝巻くらいでしょうか。
暗くなってしまった後に撮ったのでわかりにくいですが、こちらは「アウトドア・オーベルジュコテージ」のテラスエリアです。テーブルの奥にはハンモックが吊り下げられています。
<食事>カット済食材で手ぶらバーベキューを楽しむ!
コテージに荷物を運び込んで落ち着いたころに、スタッフが食材一式を運び込んでくれました。蓋つきのアルミケースに小分けで入っています。野菜は基本カットされており、調味料も必要なものが小分け使い切りで入っていました。
唯一カットが必要だったのは、串刺しグリル用の野菜や肉。
これはきっと、カットせずこのまま豪快に焼きたいというニーズもあることが想定されているのかもしれません。ブロック肉も真空パックされた状態になっています。
適当にカットして串刺しに。
簡単ですが、これだけで結構「キャンプしてる」気分を味わえます。
串刺しにした肉と野菜は、巨大ガスグリルを使って焼くことに。
大きな蓋もついているので、塊肉もこれで豪快に焼くことができます。
こちらはパスタのパエリア「フィデウア」材料。
今回は「アウトドア・オーベルジュコテージ」の「串打ちBBQコース」というもので、食材はこんな感じでした。
【季節の野菜と串打ちBBQ】牛肩ロース、ウィンナーソーセージ、パプリカ(赤・黄)、椎茸、スッキーニ、エリンギ、レッドオニオン、BBQソース、塩コショウ
【キノコとチキンのフィデウア】鶏もも肉、チョリソー、しめじ、マッシュルーム、玉ねぎ、アスパラ、パスタ、オリーブオイル、レモン、ブイヨン、クレイジーソルト
【サラダ:生ハムのシーザーサラダ】レタス、生ハム、シーザードレッシング、ミニトマト、クルトン、粉チーズ
【フルーツBBQ】マシュマロ、キウイ、パイン、いちご
PICA秩父では、BBQだけでなくいろいろなメニュー食材を注文することができます。例えばオプションで「スパイシー骨付きグリルセット(2,500円)」「ウインナー盛り合わせ(680円)」など。
燻製に挑戦してみたいという場合には、手羽中ネギ、ミックスナッツ、チーズなどの食材とチップを含むスモーカー一式をセットにした「燻製体験セット(1,900円)」もあります。また「コーヒー焙煎セット(650円)」なども。いろいろ挑戦してみるのも楽しいでしょう。
こちらはメインのBBQ用食材。
BBQはテーブル脇に置かれたBBQグリルを使って焼きながら食べていきます。
大量に買い込んできたビールやお酒で宴会スタート。
差し入れや、各自自宅から持ってきた秘蔵のお酒なども。まだ宿泊者があまりいない時期だったこともあり周囲のコテージは無人で、まわり気にすることもなく盛り上がれました。
〆にはパスタ。レシピもついています。
オリーブオイルで肉や野菜、マッシュルームなどを焼き、そこにパスタも加えてフライパンで仕上げるものです。初体験。
普段のアウトドアより豊富なメニューで、参加者にも大好評。
すべて食べ終わった後は、ファイアーピッドの炭火を囲みながら引き続き飲み続けました。ちなみにこの辺りからの記憶がまったくありません・・・
翌日はセンターコテージ内のレストランで朝食ビュッフェ。
ちなみに「串打ちBBQコース」は本当は朝食はコテージでいただく「トルティーヤセット」だったようです。
「キャンプ場とは思えない!!!」と参加者もびっくりの充実朝食ビュッフェ。
軽い二日酔いにもかかわらず、朝からがっつりいただいてしまいました。
パンも美味しかったです。
<その他>敷地内には日帰り入浴施設「樹音の湯」も
今回は宴会が盛り上がりすぎて私は行きそびれてしまいましたが、敷地内には「樹音の湯」というサウナ付き入浴施設もあります。宿泊者は22時まで利用可能(最終入場21時半)。日帰り入浴の場合は大人520円です。
<周辺観光>秩父&長瀞観光、日帰り温泉施設も多数
車なら、周辺には見所たくさん!
私たちが訪れた4月中旬は水仙の見ごろ。これは秩父ミューズパークの中、PICA秩父の駐車場を出てすぐの場所にある一面水仙の公園で、散りかけの桜の木もありました。秩父や桜の開花時期も遅めです。
展望台からは、秩父市街地・武甲山が一望できます。
たしか、卒業ソング「旅立ちの日に」にちなんだ「旅立ちの丘」展望台だった気がします(秩父が発祥の地だそう)。
2日目は、みなでいちご狩り。
その後は別れ、私はバイクで日帰り温泉をはしごしながらまわってから帰途につきました。
秩父は四季おりおりの見所がたくさんあり、秩父ミューズパーク内だけでも2日間十分に楽しめますし、周辺ドライブ・ツーリングしても本当に気持ちのいい場所。
「PICA秩父」は、コテージ泊といっても実際の設備などはホテルと変わらず、BBQはじめ様々なアウトドア料理が体験できるところ。冷暖房完備なので夏冬でも快適に過ごせ、「キャンプやアウトドアは苦手」という方から高齢者まで楽しめると思います。