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東京&関東グランピング情報館 東京&関東グランピング情報館

都内&関東エリアの人気施設を探そう!~自然の中で贅沢な時を過ごす「グランピング」。道具や経験がなくても本格的なアウトドアが手軽に楽しめます♪

都心から90分で別世界~空に近い森のアウトドアリゾート「エトワ笠間」

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2020年7月18日、茨城県笠間市に新しくオープンした「エトワ笠間」。
都心からも近く、特急に乗れば東京駅からわずか90分というアクセスのいい場所にもかかわらず、目の前には大空が広がり、緑の木々にに囲まれた、非日常感をたっぷり体験できる施設です。

今回プレオープンにご招待いただき豪華コテージで過ごす贅沢な時間を体験してきました。

§ 8月中旬までは茨城県民のみ対象とした先行オープン

<アクセス>東京駅からわずか90分で森の中の別世界

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「エトワ笠間」の最寄り駅は、JR常磐線の岩間駅。
上野駅から特急ときわに乗ると石岡駅まで約55分、各駅停車に乗り換えて2駅8分。岩間駅からはタクシーで約15分の場所です。

例えば東京駅を13:27に出発する特急ときわに乗車すれば、石岡駅到着が14:24。14:28発の各駅停車に乗り換えて岩間駅が14:37。タクシーに乗って15時前にはフロントに到着できるでしょう。

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今回、私は東京駅で特急に乗り、千葉北部から車でやってきた両親と石岡駅で合流。そこから車でエトワ笠間を目指しました。

梅雨の合間で、重たい雲がびっしり広がってはいたものの、幸い雨には降られずすみそうでラッキー。目的地はあの山の峰のあたりです。

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もともとは茨城県笠間市が所有する公共宿泊施設「あたご天狗の森スカイロッジ」。そのロッジとバーベキューエリアを、株式会社コスモスイニシアとの公民連携事業として、リノベーションしたものだそうです。

●公共施設を活用し、新たな価値を提供するアウトドアリゾート『ETOWA(エトワ)』誕生(ニュースリリース)

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長い立派な丸太をふんだんに使って作られたメインキャビン。1階がフロントになっており、2階はコワーキングスペースなどとして利用できる空間になっています。

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フロント。

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ここでまずは手指消毒。

新型コロナウイルス対策も徹底しており、健康状態を細かくヒアリングされ、非接触式の体温計で検温も。こんなご時世なので、施設側が高い意識で感染防止に取り組んでいることが伝わってくると安心もできます。

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その後、駐車場の両親のところにもスタッフが出向き、健康状態のヒアリングと検温。測った体温は記録しておくようで、すぐにトランシーバーでフロントに伝えていました。

<施設1>広いウッドデッキで贅沢に過ごすスイートキャビン

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今回、取材として宿泊体験するのは、限定2棟・定員6名の「スイートキャビン」です。

広い敷地で、樹々や塀で周囲とも区切られているため、他の宿泊者の目が一切気にならない場所です。

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広々としたリビングの奥に4台のベッドが並ぶベッドルーム。大きな窓からは心地よい風が吹き込み、建物内とは思えないほどの開放感です。

あまりの豪華さに両親も感動。
親もここ数カ月は、週に1度スーパーに行くだけであとはずっと家に籠りテレビを見続けるだけの生活を送っていました。

ただ高齢に加え闘病中で、新型コロナウイルス感染するとハイリスクな二人です。旅行に行けないのはもちろんのこと、私自身、顔を見に帰省することもはばかられており、ずっと気がかりでした。

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恐らく他にも同様の悩みを抱え、「こうなる前に高齢の両親を旅行に連れていけばよかった」と考えている方は多いのではないでしょうか。

ここエトワ笠間のようなグランピング施設なら、車で移動すればごくわずかな施設スタッフの人を除き、他の人と接近することもありませんし、キャビンも換気抜群の作りです。

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さらに主に過ごすのは屋外の広いウッドデッキ。

手前は、大きなラタンのソファが置かれたアウトドアリビング、奥は開閉式の屋根も設置された屋外ダイニングです。

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ダイニングには、巨大な外国製ガスグリルも設置されています。わくわく。

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室内にさりげなく置かれている棚や鏡、ちょっとしたオブジェなども本当におしゃれです。

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洗面所。アメニティもドライヤもすべて揃っています。

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スタイリッシュなバスルーム。

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そしてウォッシュレット完備のトイレも。

<施設2>目の前に空が広がるスカイキャビン

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ディナーをちょっと早目の17時スタートでお願いし、それまで敷地内を散策することにしました。メインキャビンの前は広場になっており、アウトドアバーと、中心に焚き火台があるファイヤープレース。

その向こうに、東側の平野部が広がっているのがわかるでしょうか。

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アウトドアバーは20時からオープンとなるそうで、チェックイン時にドリンクチケットを人数分もらいました。

●アウトドアバー 20:00〜23:00
星空の下で火を眺めながらお酒が楽しめる、贅沢な大人のバー空間です。

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そしてこちらも20時から焚火が始まるファイヤープレイス。曇り空なのがちょっと残念ですが、天気がいい日であれば目の前には広々とした青空が広がります。そしてはるか下界に広がる平野部。

まさに絶景!

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そんな絶景を楽しめるのがこちら、定員4名の「スカイキャビン」。

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スイートキャビンよりはひとまわり小さな建物ですが、二階建てでベッドルームが上にあるので、広さはあまり違わないかもしれません。

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こちらのウッドデッキテラスからの眺望、最高です!

キャビンはもう1タイプ。ベッドルームが2つある定員6名の「フォレストキャビン」があります。

●Guest Room 客室紹介 | エトワ笠間

<施設3>大型テントで快適アウトドア体験

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「アウトドア体験したいからグランピングはテント」派という方もいらっしゃるでしょう。

エトワ笠間の「グレーステント」なら、贅沢アウトドア体験が可能です。各テントの定員は3名。

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板塀に囲まれた広いウッドデッキスペースの上に作られているので、こちらも他の宿泊者グループを気にせずのびのび過ごせます。

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テントはグランピングで大人気、ノルディクスのコットンテントです。新しい施設なので当然ですが、テントも新品できれい!もちろん使い込んだ後も味わいがあっていいんですけどね。

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ベッドは2台。

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3名で利用する場合には奥のソファがベッドになります。エアコンやミニ冷蔵庫なども備え付けられていて、テント内の居心地もよさそうです。

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ウッドデッキにはダイニングテーブルとグリル。

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緑に囲まれた森の中でのディナー。
ここも本当に素敵です。

<ディナー>常陸牛バーベキューに地元野菜を堪能

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キャビンに戻ってくると、既にスタッフがディナーの準備をしてくれていました。ディナーも朝食も各キャビン・テントのテラスでとることになっており、指定した時間にスタッフが運んでくれます。

大切な人たちと、おいしく、楽しく、心がつながる時間。
手作り感覚で「憧れの外ごはん」を。

おいしいだけでなく、気持ちを高める、
ディナーとモーニングをご用意しました。
メインを選べるディナーコースは、
その場で焼いたり、味付けしたり、気軽に手づくりできます。
森の澄んだ空気の中で、おいしくて、楽しい時間を。

Foods 食事 | エトワ笠間
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料理コースは3種類あり、今回の私たちのディナーは「地元名産 常陸牛と彩り野菜のディナーコース」。常陸牛は茨城県内の指定生産者が飼育した黒毛和種で、肉質等級4等以上。

Wiki-pediaによると「ほどよく脂身が入った赤身」が特徴とのこと。

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モッツァレラチーズに湯むきのミニトマト。トマト甘くておいしかった!

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地元産野菜スティックとバーニャカウダー。バーニャカウダーはミニスキレットに入っていて、スタッフの方にお勧めしてもらったように、グリルでちょっと温めてからいただきました。

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保温ポットに入った季節のポタージュスープ、この日はかぼちゃ。甘みも強いかぼちゃに程よい塩分も加わって何杯でもお替りしたくなる味。

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そしてメインの常陸牛。
三人分とは思えないボリュームにびっくり。野菜も地元産とのこと。

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そしてもう一品。ガラス容器に入ったものは「プリン」と言われ一瞬「?」となりましたが、実はこれ「作る体験」を楽しめるデザート。

スキレットに流し込んで加熱し、固まったところをスプーンですくってとりわけて食べるのだそう。

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さらにストウブ鍋に入った「オイルサーディンとじゃがいものホットサラダ」があり、全部並べるとこんな感じ。

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色鮮やかで量もたっぷり。

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両親との記念写真。
千葉と神奈川と近くに住んでいながら、新型コロナウイルスの関係で何か月も電話だけだったので、これが本当に久々の再会です。

食事の時以外はマスク装着ですが、基本的には風が流れ続けている屋外なので、安心して過ごせます。

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スタッフからの説明も受けましたが、作り方はシートでも用意されています。

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15分間ストウブ鍋で加熱した、オイルサーディンとじゃがいも、そしてマッシュルーム。厚みもたっぷりのオイルサーディン、こんな食べ方は初体験です。じゃがいももほくほく。

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そして常陸牛。

柔らかくて味も濃厚で美味しい!
これはちょっと焼きすぎてしまいましたが、私と母はミディアムでいただきました。

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「こんな贅沢体験ができるとは」

両親にも本当に喜んでもらえました。
この時期、離れて暮らす家族となかなか会いにくいという方多いと思うのですが、心からここをおすすめしたいと思います。

<夜を楽しむ>アウトドアバーに焚火エリア

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日が落ちた後もしばらくテラスでのんびり過ごし、その後20時過ぎに食後の散策を兼ね、アウトドアバーにやってきました。

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昼とは全く違う雰囲気。
離島のリゾートホテルのプールサイドやビーチのバーを思わせるお洒落な空間です。

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ラムやウイスキーなど洋酒ボトルがたくさん並んでいますが、地酒や焼酎も用意されています。

せっかくなので飲んだことないものをと、地元笠間の特産品でもある栗の焼酎をいただきました。不思議な香ばしさがあり、ロックで飲むのがよさそうです。

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その後焚火スペースに。写真は20時ちょっと過ぎのものなのでまだ誰もいませんでしたが、この後ちょっとずつ宿泊者がやってきました。

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さらに焚火の近くの芝生エリアには、マットとクッション、ランタンなども置かれており、ごろり横たわって夜空を見上げながらくつろげるスペースも。

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焚き火でスモア。
焔には近付けず、火が木の中に封じ込められている熾火(おきび)にかざすのがコツ。そうすればこんがりきれいに色づくと以前教えてもらいました。

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2杯目には、茨城北部・木内酒造のネストビール「だいだいエール」を。来る途中に通ってきた石岡で栽培されている「福来みかん」を使った、フルーティーなビールです。

ネストビールは、いまや全国区で人気のクラフトビールですが、醸造しているのは茨城北部の木内酒造です。今から20年前に訪れ、「ビール工房」でビール作りに取り組んだことがあります。

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アウトドアバーもいつの間にか何組かのグループが。

素晴らしい眺望とともに、これら屋外の共有施設群がエトワ笠間の大きな魅力といえるでしょう。キャビンやテラスのウッドデッキでのんびりした後、場所を変えてアウトドアバーで一杯、さらに焚火を囲んでのんびり。最後は芝生にごろり星空を見ながらまったり、と、長い夜をいろいろな形で楽しむことができますね。

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この日、テントは誰も宿泊していなかったのですが、ライトアップはされておりきれいでした。

<朝食>幻想的な朝霧テラスでフレンチトースト

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心地よいベッドでぐっすり寝た翌朝。
気付いたら早起き両親は、ソファから窓の外をのんびり眺めていました。

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テラスに出てびっくり。

森は霧に包まれ、薄いベールをまとったかのような幻想的な世界に。もともと気温低かったのですが、7月中旬とは思えないひんやりした空気。

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お湯を沸かし、キャビン内に用意されていたオーガニック珈琲を淹れ、テラスのソファでのんびり。

いつもなら、毎日の習慣でテレビをつけ、ニュースを見ながら過ごしていた両親ですが、「森の中は空気もきれいだね」と和らいだ表情に。

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朝の散歩。テントエリアも霧に包まれています。

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スカイキャビンも。
ここからの風景はまるで「雲の上」にいるかのよう。

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戻ってくると、スタッフが朝食の準備をしてくれていました。

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これが朝のメニューです。

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主食はフレンチトースト。
ガラス容器に入った卵と牛乳の駅をフランスパンに流し込み、浸してから、バターを溶かしたスキレットで焼きます。

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ローズウインナーのポトフ風。
このウインナーが美味しかった!!!

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残った液をつい「もったいない」とかけてしまったため、こんがり焦げ目をつけることができませんでしたが、それでも味は一緒。

アウトドアでフレンチトーストなんて初体験です。
たしかにこれは楽しい。

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小松菜のスムージーも、ヨーグルトも甘み抑えめ。
特に糸を引くほどの粘り気があるヨーグルトが個人的にとても気に入りました。

ディナーが食べきれないほどだったのに対し、朝食は「もうちょっと量あってもいいかな」と感じましたが、実際には朝は食べすぎてしまうよりこのくらいのほうがいいんですよね、その後の午前中の活動にも、ランチを楽しむためにも。

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心からくつろぐことができました。

エトワ笠間は2020年7月18日から8月17日までの一か月が、茨城県民限定の先行オープン、8月18日以降はすべての人を対象としたグランドオープンとなります。

定員4名のスカイキャビンなら、7月平日4名利用でディナー・朝食込み1名16,500円(税抜)。今公式サイトを見たところ、7月8月の土曜日・お盆休みは既に満室になってしまっていましたが、平日にはまだ空きがあるようです。

おそらく程なくして金曜日や他の曜日も埋まってしまうと思いますので、興味ある方は早めにご予約ください。

●エトワ笠間公式サイト

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