株主優待券でお得にグランピング!

「グランピングしてみたいけど、家族で利用するとお金が・・・」
「お得にグランピング体験する方法はないかしら」
なんて考えているなら、株主優待券を利用する方法があります。
自身が株主でなくても、金券ショップやネット上のオークションサイト等で買うこともできます。
ところで株主優待券って何?

「株主優待券」とは、企業が自社の株主に対し提供する様々な特典です。
自社の株式取得メリットを高めるとともに、自社の商品やサービスを実際に利用し、より親近感を感じてもらうことなども目的にしています。例えばホテル運営企業であれば、宿泊料金や飲食サービスが割引となる株主優待券を提供していたりします。
株主優待券はすべての企業が提供しているわけではなく、またもらうには決められた期日に一定数以上の株式を保有していることなどの条件を満たす必要があります。
株主でなくても「株主優待券」を利用することはできます。本来株主優待券は株主のみが利用できるものなのですが、実際には利用しない分を金券ショップなどに売っている人もいます。よく出回っているのは行楽施設の入場割引券や航空会社の航空チケットが割引価格で買える株主優待券です。
どんな場所で買えるのか、また利用する際の注意点などは記事の最後で紹介いたします。
株主優待券でお得に泊まれるグランピング施設

それでは、どんなグランピング施設で株主優待券が利用できるのでしょうか。実際、グランピング施設の多くは、比較的小規模な新興企業の運営で、非上場がほとんど。株主優待券利用できるグランピングは限られています。
●藤田観光が運営する「藤乃煌」「Nordisk Village Goto Islands」

関東なら、富士山のふもと御殿場の広大な敷地にお洒落な独立型キャビンが立ち並ぶ「藤乃煌(ふじのきらめき) 富士御殿場」です。
ホテル椿山荘東京や箱根小涌園、ワシントンホテルなどを展開する藤田観光グループが手掛けた最初のグランピングリゾート施設で、アウトドア初心者でも快適に楽しむことができます。ホテル並みの施設とサービスですので、年配者を連れての宿泊にも向いているでしょう。
藤田観光の株主優待券は3月と9月の年2回配布されます。
宿泊 | 1枚あたり 1室1泊 基本料金の50%引き(最大20,000円引き) |
飲食 | 1枚あたり 飲食1回 飲食料金の20%引き(最大10,000円引き) |
入場 | 1枚あたり10名まで 入場料金の50%引き |
対象施設には「藤乃煌 富士御殿場」の他、長崎・五島列島の「Nordisk Village Goto Islands」も含まれます。
割引のもとになるのは基本料金で、「藤乃煌 富士御殿場」の場合、デラックスキャビン(1泊2食付き/BBQスタイル/料金ランクE)は1人あたり税込41,800円です。2名で宿泊すれば8万円を越えますので、割引金額は上限の「20,000円」となります。
ただし繁忙期などは利用できず、その他予約状況などにより株主優待券を利用しての宿泊ができない時もあります。詳しくは施設に直接お問い合わせください。
株主以外でこの株主優待券が必要という方がいらっしゃいましたら、入手方法など情報提供も可能ですので、お問い合わせページのメールアドレス宛にご連絡ください。
●リソルホールディングス「Sport&Do Resort リソルの森」

千葉で2020年リニューアルオープンした話題の施設「Sport&Do Resort リソルの森」も株主優待で泊れれます。
リソルホールディングス株式会社の株主になると、毎年7月に「RESOLファミリー商品券」が所有株式数に応じて配布されます。例えば基準日(3月末日)の所有株式数が100株以上300株未満の場合、20,000円分相当の商品券が配布され、「Sport&Do Resort リソルの森」の宿泊プランやレストラン、その他アクティビティの料金支払いの際に利用することができます。
ただしこの「RESOLファミリー商品券」を利用する際には、「株主カード」の提示が必要となります。したがって金券ショップなどに株主優待の商品券だけが出回っているということはないと思いますし、株主以外での利用は難しいと思います。
詳しくはこちらをご覧ください。
株主優待券はどうやって入手する?

株主優待券は、ターミナル駅周辺のチケット&金券ショップなどで売られています。東京だと新宿駅周辺や新橋駅前のニュー新橋ビル内などに何軒もあります。
見つからない場合には、ヤフオクなどネットオークションで検索すると現れることもあります。
藤田観光の株主優待券の情報などは個別に提供することも可能ですので、宿泊を予定している方で割引となる方法を探している方がいらっしゃればメールにてお問い合わせください。
ただしひとつ注意事項があります。
- お盆や年末年始など、株主優待券が利用できない時期がある
- 予約状況によっては通常時でも株主優待券を使っての予約が断られる場合がある
- キャンペーン料金を利用したほうが安くなることもある
- 株主優待券には利用期限がある
株主優待券利用ならではの不自由さ(利用できる時期など)や期限もありますので、商品券タイプの高額株主優待券などを買う場合には注意が必要です。
単に割引が利用できるタイプの株主優待券であれば比較的安い価格で入手できますので、いつ行くか未定の時に購入して仮に無駄にしてしまっても、それほど損ではないかなと思います。